初めまして!
コウと申します。
このブログは
「英語を話せるように
なりたい!」
という英会話初心者が
「結局何をすればいいのか」
を解き明かしていくブログです。
前回の記事では
『英会話ができるようになるための必要な「基礎・基本」』
の「基礎」の部分を詳しく書きました。
今回はいよいよ本題の「基本」
の部分について詳しく話していきます。
私は16年間
中学教師として
中学生に英語を教えてきましたが
中学生が一通り
英文法を学んでも
話せるようにならないのは
文法や単語の知識を
持っているだけでは
英会話の土俵に立てないからです
これらは
必要条件ではありますが
十分条件ではないのです。
そのことは
中学を卒業して
高校でもさらに
英語を学んだのにも
かかわらず
話せるようになっていない
大人がたくさんいるのを見れば
お分かりになると思います。
話せるようになるには
話せるようになるために
最短距離の考え方があり
実際に何が必要なのかを認識し
そこに向けてトレーニング
をしていかないと
話せるようにはなりません。
中学教師時代は
話す、聞く、読む、書くを平均的に
身につけさせることを建前としつつも
どうしても「話す」というスキルは
他のスキルに比べて
おろそかになりがちでした。
退職後、オンライン英会話講師となり
大人に英会話を教え始め
スピーキング特化の
レッスンをしていく中で
新しい気づきがあったのです。
そしてこのことはきっと
初心者で英会話を始めようと思っている人
最近英会話を始めたけれど
全く成長を実感できなくて困っている人
また何年も英会話をやっているけど
なかなか上達しない人
の助けになると思います。
なぜならこれから話すことは
私自身が
何千人をいう中学生に
英語を教え
さらに200人以上の大人に
英会話を教える過程で
もっとも必要だと実感した
ことだからです。
なぜ話せないのか
それでは本題に入ります。
前回の「基礎編」同様、
「基本」の意味を辞書で引くと
『判断・行動・方法などのよりどころとなる大もと』とあります。
つまり、基本とは、物事を成立させるための
原理・原則になります。
もう一つ大事なことは
基本は「基礎の上に立つ応用」でもあるということです。
基本は「初歩的なもの」という意味ではないのです。

よって、その言葉のイメージほど
すぐに身につくものではありません。
このことは
単語や文法という基礎を知っていても
それだけで英語が話せるわけではない
ということからも明らかでしょう。
とは言え、この「基本」という概念は
英会話において絶対に
必要な部分になります。
それでは英会話における「基本」とは
いったい何のでしょうか。
3つの「ない」
私は長年の指導経験から
英会話の基本とは以下の3つの「ない」
を克服することと定義づけています。
実は英語を話せない人は
ほとんどの人が
『3つの「ない」』を持っています。

この3つの「ない」を克服することが
英会話を成立せるための原理・原則
つまり、英会話の「基本」と言えます。
それでは、一つずつ説明していきます。
1.話す以前にそもそも「言えない」
まず、大前提として
「話せる」と「言える」は
大きな違いがあります。
前者は必然的に
ダイアローグ(対話)形式に
なるので
相手の発話を理解した上で
自分の考えを頭の中に思い浮かべ
それを瞬時に英語にする
このようなプロセスが
が必要になってきます。
大前提として
相手の発言に対しての「返し」
になっていないといけないのです。
対して後者の「言える」とは
とりあえず
日本語を見て(もしくは思い浮かべて)
それを英語にすることができる。
また、なんの脈絡もない日本語を
モノローグ(独り言)で
英語にすることが
できるということです。
ここではあえて条件をつけますが
時間をとって、考えて
英語にするのは
「言える」とはいいません。
あくまで、瞬間的に(最大で5秒以内)
日本語から英語にすることができることを
「言える」と定義します。
ちなみに使う英語は
中学レベルの英語です。
ただ、これはあくまでモノローグなので
対話のようにリスニングをする必要もないし
脈絡のない自分が思ったことを
日本語から英語にするという
ドリルでしかありません。
つまり、対話している時ほど
脳のリソースは割かれない
余裕がある状態だと言えます。
それにも関わらず、「言える」レベルまで
到達していない人は多いのです。
この「言える」と「話す」の違いは
初心者にとって
案外盲点になっている
点だと思っています。
「言える」ができない人に
「話せる」という状況を
作ることはできません。
初心者の多くの人は
この「言える」という壁を
ちゃんと乗り越えていないまま
オンライン英会話を始めてしまう人が
とても多く、挫折してしまう例も
よく見ます。
ここでいう「ちゃんと」とは
先ほども言ったように
ある程度、瞬間的に言えるレベルに
なっているという意味です。
例えば
「今朝、朝食は何を食べたの?」
これを考えながら、
「えっと、『何を』だからまず、Whatで始めて、
『食べた』だから過去形のdid you で聞いて。。。」
のように考えながらでしか言えないのであれば
そもそもネティブと話すにはまだ早いです。
基本的に日常会話を話せるように
なりたいのであれば
中学で学ぶレベルの
シンプルな文は
瞬発力をもって
「言える」レベルにまで
高めている必要があります。
ここまでいって
ようやく会話の土俵に立てるのです。
ここの部分があやふやなまま
オンライン英会話等を始めてしまうと
思ったことを文にしようとしても
ぐちゃぐちゃになることが多く
単語レベルでの会話から
なかなか抜け出せない
という状況が
長く続くことになってしまいます。
結果的に
英語学習に時間をかけている割に
「なかなか話せるようにならない」
となり、そして
「よし!単語をもっと増やそう!」
などと、現状の課題と違うことに
労力を注いでしまい
伸び悩むことになります。
中学生レベルの文を
『瞬間的に英語で言え「ない」』
これが1つ目の「ない」です。
2.日本語思考から脱却できない
通常、日本語から
英語にしようとすると
初心者ほど
どうしても日本語に
引っ張られてしまいます。
大事なことは
「日本語の『言い回し』にこだわらず、
メッセージにフォーカスする」
ことなのです。
「なんだそんなことか」
と思った人も多いでしょう。
ですが、これができない日本人は
意外に多いのです。
例えば「昨日、駅で君を見かけたよ」
と言いたい時に
あれ?『見かける』」って英語で何ていうの?
という疑問が湧いてきて
『見かける』というが単語わからない
となり、考えこんでしまう人が
初心者には多いのです。
ここはシンプルに
I saw you at the station yesterday.
とすればよいのです。
つまり、「昨日、駅で君を見たよ」ということですね。
このように
日本語の微妙なニュアンスの
言い回しで悩まずに
いかに、シンプルに
「メッセージ」を捉えられるか
がとても大事です。
もう一つ、例を挙げます。
「忘れ物はない?」と言いたい時に
忘れ物って英語でなんて言うの?
と考えてしまう人、きっと多いと思います。
または「何か忘れていないですか」
という英文を作ろうと
考える人もいるかもしれません。
ですが、英語的発想では、ここでは
“ Do you have everything?” や
“Have you got everything?”
のように言うのが自然です。
逆の発想で
「全部持ちましたか?」
という考え方ですね。
「忘れ物はない?」
という日本語の言いまわしに
こだわっていたら
この発想は出てきません。
このように「日本語の言い回し」
にとらわれて
英語をスムーズに
話せなくしてしまっている状態が
いつまでも英語を
話せるようにならない
原因の一つなんです。
日本語は表現が
とても豊富な言語です。
微妙なニュアンスを
表す言葉も多く存在します。
そして初心者であるほど
その微妙なニュアンスを
英語でも伝えようとしてしまいます。
ですがたいていの場合
英会話の初心者が
微妙なニュアンスを
伝えようとすると
逆に何が言いたいのか伝わらない
不自然な文になってしまったり
言葉に詰まって
無言の時間が生まれてしまったりします。
ですからまずは
日本語の細かい表現に
こだわることを捨てて
伝えたいことの
メッセージにフォーカスし
「核の部分をシンプルに伝える」
という思考にシフトチェンジすることが
とても大事なのです。
日本語で難しく考えるのではなく
伝えたいメッセージを
シンプルな表現に『捉え直す』
この練習を沢山することで
確実に会話は上手くなります。
『日本語の表現にとらわれ「ない」』
これが2つ目の「ない」になります。
3.リスニングができない
英語を話せるように
なりたくて
いざ英会話を始めたら
スピーキング力がないことよりも
リスニング力がないことに
気がつく人がとても多いのを
ご存知ですか。
相手に自分が
言いたいことを伝える時は
自分のスピーキング力は
実はあまり関係ありません。
自分の英語が
多少間違っていても
極端な話、
単語の羅列であっても
状況や話の流れで
相手はだいたい
こちらの言いたいことを
汲み取ってくれます。
問題は
相手から返ってくる言葉を
理解できるかどうかです。
自分より英語力が高い人と
会話をする時には
高いスピーキング力よりも
高いリスニング力が
問われるわけです。
ではどうしたら
リスニング力を
アップすることができるのでしょうか。
これには大きく2つの壁が
あると思っています。
まず1つ目は
「音の変化の理解」の壁です。
文字で見たら
理解できるのに
発音されたものを聞いたら
分からなかった。
というのは多くの人が
経験済みだと思います。
音が文字通りに
発音されないことで聞き取れない
というのは
意外に多くの人が
感じている壁です。
音の変化(連結や脱落など)を
学ぶリスニングの練習を
していく必要があります。
2つ目の壁は
「長い文が聞き取れない」という壁です。
シンプルで短い文なら
聞き取れるけど
文構造が少し複雑で
一文が長いと
意味が取れなくなって
ついて行けなくなってしまう。
というのは
私の生徒さんの中でも
よくある悩みの
上位に上がってくる
課題です。
これら2つの壁は
英語をただなんとなく
聞いているだけでは
例え毎日聞いていても
克服することはできません。
大事なことは
①音の変化の仕方を理解し
②聞こえた語順通りに
前から意味を取っていくことです。
リーディングで言えば
返り読み(後ろから訳す)を
しないで意味をとっていく
ことができるという状態です。
これができるようになると
英語をチャンク(意味のかたまり)
で捉えられるようになり
必然的に頭の中で
一時的に保持できる
単語の数が上がります。
その結果、文字で確認することが
できないリスニングにおいても
何を言われたのか
長い文でも覚えておくことが
できるようになります。
これらのスキルは
意識的なリスニングの
トレーニングを積まなければ
伸ばすことはできません。
英会話初心者が
頭の中に一時的に保持できる
最小限の英文の単語数は
3~7単語です。
What’s your name? (3語)
これは楽勝ですね。
ではこれはどうでしょうか。
I played soccer in the park yesterday. (7語)
このくらいまでなら
言われても理解できると思います。
しかし日常会話では
それ以上の文章が
ほとんどなわけです。
多くの人は
この3~7単語ぐらいまでの
リスニング力から
抜け出せません。
当然そのままでは
日常会話を楽しむことは
できません。
日常会話では大体
10~15単語くらいの文が
飛び交います。
このレベルが
聞き取れるようになると
相手が言っていることを
理解できるようになり
会話のキャッチボールが
できるようになります。
大切なのは
スピーキング力よりも
まずはリスニング力なのです。
相手の英語が
『聞き取れ「ない」』
これが3つ目の「ない」になります。
以上、3つの「ない」を述べました。
もうお分かりの通り
英語の「基本」を身につけるとは
この3つの「ない」を
克服することなのです。
そのための手だとして
私のレッスンでは、ここにのみ
フォーカスしたトレーニングを
行っています。
何事も「基礎・基本」の定着
が一番大切であり
特に初心者であればあるほど
ここに力を入れなければ
英会話力は思うように
伸びていきません。
最近よく耳にする
『驚くほどあっという間に』や
『一撃で〜』などという
謳い文句は
語学習得においては
まやかしのようなものです。

「基礎・基本」の定着に向けて
少なくとも、半年〜1年間は
どっしり腰を据えて
取り組む姿勢が大事であることは
言うまでもありません。
ぜひ、正しい考え方と方法で
英語を身につけていってください。
無料体験レッスンも行っておりますので
気になる方は、お気軽にご連絡いただければと思います。



コメント